その昔、大阪北浜にあったbar Smoochyにて店主と「お手玉のジャケのやつええで」と会話があった。ジャケ見たままの印象しかなく、アーティスト名を覚えることができなかったPhil Fearon & Galaxy – Dancing Tight。
俺は80年代に流行ったと言われる「ファンカラティーナ」を知らないがその路線とUKファンクの間をいく、一聴してUSのファンクとは別次元のファンクがこのアルバムにあった。
俺はまず”I Can Prove It”の12インチシングルを買ったのがこいつとの出会いだった。
女性のおみ足をチラ見するジャケが印象的で、それがまさに80’sなのでジャケ買い。その後、どうしても「お手玉のジャケ」が欲しくなり、レコ堀したのであった。
東京に来て某レコ屋にて探し当てたが、これはソウルというジャンルに置いてなく、ダンス12インチとかで埋もれていたと思う。店によってはこいつは扱いづらいものなのかもしれんw
買ってからわかったのだが、「玉」は玉ではなく惑星をお手玉していたのだ。すげw
I Can Prove Itは入ってないが、絶妙なゆるゆるダンサー”Dancin Tight”で聴いてハッピーになれる。そしてラテン風味いっぱいの”What Do I Do (Carnival Mix)が陽気でいい。ウィスパーズのダンサーのような”Head Over Heels”ものれる。ただアホみたいに明るくダンスばかりしているだけでなく、しっとりとしたスロウもちゃんと3曲ほどあり、スウィートソウル然した”Still Thinking Of You”なんぞ酒のつまみにめっちゃ合う。
I Can Prove Itの12inchも含めて部屋に飾ると妙に様になるLP。80年代は宇宙がテーマのひとつでしたね。