ニュースばかり読んでいたら、心が荒んでいくので音楽でも聴いて気を紛らそうと思う(笑)。
アーティストのベスト盤はとにかく安直にベターなナンバーがまとめて聴けるので好都合だが、やや選曲に物足りなかったするものが多い。
その中で、このMelba Mooreの95年に発売された”This Is It”(マイケルでないよ)というタイトルのベスト盤は、究極のベスト盤だ。
このひとは息の長いシンガーで、70年代のBuddahレーベル時代から安定した供給量を誇る。その70年代のナンバーから80年中期のブラコン全盛期までを忠実に網羅したベスト盤。
Van McCoy作のI Am HIs Ladyから始まる3曲は70年代ものを。4曲目からはスパッと音が変わり、洗練されたナンバーが。86年にR&BチャートNo.1とったFallingは緩やかな楽曲から徐々に熱く感情を高めていく彼女の姿が写る素晴らしいナンバー。後半の伸びのある高音域に震えること間違いなし。
83年のNever Say Neverからは完璧NYサウンドのKeepin’ My Lover Satisfiedが7曲目に。このあたりのダンサーものは彼女の18番。このアルバムからはLALA作のLivin’ For Your Love、Paul LawrenceのLove Me Rightも挿入されている。どちらもアーバンな都会の夜を飾るのに、相応しい珠玉のナンバーである。
Mighty Mプロダクションの傑作the other side of the rainbowからは、いかにものナンバーLove’s Comin’ At YaとMind Up Tonightが。後者はなんとLillo Thomasのナンバーである。
このベスト盤のクライマックスは81年What a Woman NeedsからKashif作のTake My Loveだ。このナンバーを抽出した編集者に賛辞を送りたい。
ベスト盤はこのThis Is It以外にA Little Bit Mooreというものが発売されているが、この曲は挿入されていない。
メルバ最高です。フレディとのコラボなんかも懐かしいです。
実はMelbaの80年代初期は後追いなんです(笑)
ブラコン後期、そしてこのファンク時代と、最高です。
本当に自分もこの人のボーカル最高タイプっす!再発して!
ほんとです。このひとこそ、再発をしないといけない。シェリルリンとか一挙にやってますけど、その勢いでねぇ。
70年代のは売れないと思うけど・・・