Silk / Tonight

 

90年代の最高傑作。1stが爆発的に売れ、Keith Sweatのカラーが強く残った。2ndではそれを払拭するかごとくオリジナリティな味付けに振ったが、逆にオーソドックスな印象で佳作に。そこにこの3rdだ。これが抜群に素晴らしいのはDarryl Williams,Darrell “Delite” Allambyのコンビである2000wattsの仕事ぶりが大きく反映されていたからだった。
彼らを起用したElektraのA&Rにも賛辞を送りたい。LSGの1stでの仕事っぷりを評価したんだろうな。この後、K-Ci&JOJOのCRAZYを製作、近年ではBobby Vでクレジットを見てから、どうしてるのか知らないが。
アルバムは#1~#5までの流れが圧巻。十二分に5人のボーカルワークが堪能でき、しかも今までにない新鮮味のある楽曲も組み合わさり、他のグループを突き放したも同然。セクシー且つ淫靡なLet’s Make Love、愛の交わりを誘因するようなMeeting In My Bedroomはこのアルバムの中でも最高のナンバーといえようか。
さて、現在のSILKだが中心人物であるLIL G.ことGary Jenkinsがグループにカムバックしており、この2年間は地方行脚を繰り返してるもよう。そろそろ、オリジナルアルバムをお願いしたいところだが、ここはもう2000 WattsとKeith Sweatのダブルプロデュースでドカンと花火を上げるかごとく、メジャーカムバックして欲しいもんである。

Author: hiroo

2 thoughts on “Silk / Tonight

  1. こんばんわ!このアルバム出た時のことリアルに覚えてます。国内版出るの待ってる間視聴で我慢してたんですけど聴いた瞬間Silkってこんなに凄い人達だったかな?と思いました。Bedroom素晴らしいコーラスワークですよね!if youは本当タマゲました!このアルバムが一番好きです。早く戻ってきて欲しいですね!

  2. リルGはブラックストリートのマークみたいなもんで、ソロで活動しても、なかなか難しい環境下にあるようですね。
    せっかくの才能をもてあますのはもったいないので、グループ復帰は良かったんやないかな。
    アルバムや日本でのライブを期待します。

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