ホントに好きなんです。Terri Wells。
Nick Martenelliプロデュース。BreakwaterのKae Williamsも製作に絡む、フィリーサウンドの後継ともいえる名盤です。
このアルバムの中でも表題曲の”Just Like I’m Dreamin'”のデキの良さはハンパじゃない。
粘着気味のスラップから始まり、サックスがイントロから絡む。シンセがメリハリをつくり、フルートが華を添える。そして溌剌としたTerri Wellsのボーカルワーク、もう満点です。このナンバーだけで買って損のしないアルバムです。
彼女はSpinnersのオリジナルバックボーカリストだったらしく、そのご縁か彼らの代表曲”I’ll Be Around”をカバー。80’sテイストで咀嚼。これも素晴らしいナンバーです。
そしてNYサウンドの模範ともいえる”Can’t Stop”の格好良さ。Kashifに通じる洗練されたダンサー。
キツいデジタルファンク”I Already Know”だけが捨て曲かな。
再発CDはHot Productionsというフロリダの胡散臭いレーベルから発売されています。プレス枚数の制限かメディアはCD-Rです。全部がそうとはわかりませんが、残念なことにわたしのはそうです。そんなことは小さな問題で、オリジナルマスターテープからのプレスで、音質は抜群でした。
Real Audio : Terri Wells / Just Like Dreamin’